これは私自身に対する戒めなのですが，私はよく人の意見や考え，行動等の欠点がよく
見えすぎていると”感じることが”多かったのです．そのため，ことあるごとに
他人に難癖をつけて批判したり，議論で相手を打ち負かして，得意になったり
していました．もちろん今では後悔しています．

私としては，小さな過ちも見過ごすまいと，思っていたのですが，
実際には議論等で勝つことに喜びを見出していたようです．

しかし，当然この喜びは健全な喜びではありません．
他人のあら捜しに夢中になる間に，それよりはるかに有意義な創造の過程が
できたはずだからです．

愛の欠如による他人のあら捜しにはこの創造のプロセスがありません．
だから，だんだん不毛な争いになってしまって時間を浪費するのです．
たとえ議論に勝ったとしても…

そうではなく，愛によってでなら，他人の批判ではなく，その人の言動を
どうすればより良くいかせるか？という，有意義な形での，対話もできるはずなのです．
もちろん，いきなり相手に修正案を押し付けるのは愛が全くないので駄目ですが・・・

他人の欠点にとらわれるより，自己の創造のために愛を注げる対象を見つけましょう．
そして，見つけたら，十分愛を注いでください．

それが愛を注げる対象かどうかは，それを見たり触れたり関わったりすると，
気持ちが良くなるかどうかで判断できます．

愛を注げる対象は関わると気持ちが良くなるものなのです．
ただし，他者を傷つける行為はたとえ一見楽しくても，愛が全くないので
それは愛を注いだことにはなりません．

理想の自分の創造のために愛を注いでください．

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